化猫のつぶやき

主に育児についてつらつらと。ほぼ備忘録です。

「かわいそう」の攻撃性

娘を連れてクリーニングの受け取りに行って、少し世間話をしていた時のことです。

そこのお店は家族経営で、年配のご夫婦(以下おばさんおじさん)とその息子夫婦(娘夫婦かもですが。以下奥さん旦那さん)にお孫さん(未就学)といった構成。普段は奥さんが対応してくれることが多く、妊娠中から色々と気遣っていただいていました。

今日は奥さんではなくあまり話したことのないおばさんでしたが、やはり赤子を連れていると話は弾むもので。服装のせいかうっすい髪のせいか「男の子?」と言われてしまったのはさておき、女の子だという話から「うちも女の子が欲しいのよー(お孫さんは男の子)」と話し出すおばさん。さらに「二人目作りなさいよーって言ってるのよー。やっぱり一人っ子はかわいそうでしょ?」と。

その場は適当に相槌うって話を続けましたが、なんとなくモヤっとしてしまいました(´・ω・`)

 

「かわいそう」という言葉って、一見子供に対する善意に見えるというか、多分発する本人は善意で言っているのでしょうが、保護者である親にはダイレクトに刺さる攻撃性を持っているなぁと思います。親自身は何とも思っていない(し、子供も恐らく何とも思っていない)ことを、さも子供が不憫というように話されてしまうと、気持ちが揺らぐというか、「そんなに悪いことなのか」という気持ちになるような。

幸いにしてまだ直接そういう言葉をかけられたことはないのですが、例えば私が子供は一人と決めていたら、上記の言葉は例え自分に向けられたものでなくても「やっぱり一人っ子は可哀そうなのかな」と思い悩んでしまう気がします。

 

まだ泣くことでしか要求を伝えられない赤子を育てる親は、何を子供が求めているのかを毎日手探りで考えながら、必至になって育ててるわけで。そこに子育ての先輩である年上の方から「○○はかわいそう」と言われてしまうと、「かわいそう」な状態にしている親が悪い、と受け取ってしまうと思うんですよね。

「自分の育児に自信を持って、そんな言葉は気にしなければいい」というのは簡単ですけれど、正直育児に自信を持つとかかなり難しい話です。一人目は特に。

できればどんな育て方であれ、どんな家族構成であれ、許容して応援してもらえれば良いのですけれど。多分まったく悪気はなくて、応援してるつもりでの言葉なのだろうなと思うと拒絶する訳にもいかず、やっぱりモヤモヤしてしまいます。